流域フォーラムについて

設立趣旨

一般社団法人流域フォーラム(当会)は、1989年(平成元年)に浜離宮恩賜庭園が汐入の庭園として成り立つ生命線=みず路である築地川と特別史跡・特別名勝である浜離宮庭園を保全するために設立した「東京の水辺を考える市民の会」(会長 東京工業大学名誉教授鈴木忠義氏)がベースである。

当時、東京都の築地市場を改築するために市場と浜離宮庭園の間を流れる築地川を半分埋め立てて人工地盤を作り3階建ての市場を建設しようという計画があり、当会は市民側からの保全計画提出の中心的な役割を担い、鈴木東京都知事と鈴木忠義会長の話し合いが行われ、現在あるように築地川の埋立や市場の大規模開発は行われずに浜離宮庭園を保全する事に貢献した成果は大きい。

この時の設立発起人(鈴木忠義氏、島谷幸宏氏、里見達也氏、長屋静子氏等)が1989年(平成元)1月に河川リゾート研究会を創設し、その後、高橋裕氏(東京大学名誉教授)を迎え「みず・まちネット」、庄司邦昭氏(元東京海洋大学教授)と共に「風景フォーラム」と名称を変更し、流域の歴史や文化に関わる海外視察や国内の調査・研究を積み重ねて発展し、設立当初の創意と良識を保つ会として活動している。
また、平成22年より一般社団法人を取得し「一般社団法人流域フォーラム」(理事長 庄司邦昭・東京海洋大学教授および共同代表 長屋静子氏)として流域環境の創出事業、エコ・シップ推進および水上交通の推進事業、水辺沿い市区都府県の賑わい再生・まちづくり事業等を遂行する活動を行っている。

特に、水辺・河川・運河・海浜などの流域および歴史的ミュージアム資源を流域ならびに国際社会との連携のうちに確立し、その流域ならではの独特な地域づくりを遂行することを目指すものである。このような信条の下で「流域づくり、人づくりおよび日本の水文化の普及」を市民間、行政とのパートナーシップにより推進し、次世代の子どもたちに誇れるふるさと=流域を継承し、心のふれあう明るく住みよい地域社会の創出と交流に貢献することを目的とする。

流域フォーラムの役割

これまでの活動

1989年
「東京の水辺を考える市民の会」会長鈴木忠義氏(東京工業大学名誉教授)設立。
林泰善氏、長屋静子氏等が設立発起人。
浜離宮庭園の水辺景観保全に成功(築地市場改築に伴う浜離宮庭園および築地川を埋立てより保全)。

日本河川開発調査会にて高橋裕氏、故石碕正和氏の研究「江戸時代の治水研究」に参画同年国土交通省(元建設省)土木研究所都市河川研究室にて那珂川キャンプ、河川調査に参加。

「多摩川・隅田川両水系の浮世絵による利用行為を軸とする比較検討」を出版(財)とうきゅう浄化財団研究助成

汐留再開発(故八十島義之介氏、故渡辺貴介氏)の研究調査・計画作成に参画
東京都、株式会社レールシティ汐留
1990年
「河川リゾート研究会」と改名(会長鈴木忠義、設立発起人:島谷幸宏、長屋静子、里見達也等)
1992年
「フランス・オランダ・ベルギー 河川リゾート・都市調査」(団長鈴木忠義氏・プロデュース長屋静子):EU統合に向けての運河・河川統合計画の現場を視察し報告書作成配布(日本に初公開)、笹川日仏財団助成
1993年
皇太子殿下(徳仁親王)による「河川と交通研究会」を主宰、共催計画交通研究会(八十島義之介、鈴木忠義氏

東京工業大学社会工学部景観研究室(中村良夫東工大名誉教授)の聴講生=ベルサイユ造園大学院大学(N・ルーカス氏)研究要請の一環として国土交通省(元建設省)土木研究所(萱場氏等)と首都圏荒川水系の河川視察。

イギリスにおける河川・運河・都市・環境都調査を実施 団長窪田陽一埼玉大学教授
1994年
ドイツの都市・河川・環境調査 団長:渡辺貴介東京工業大学教授、窪田陽一埼玉大学教授
1996年
アメリカ・カナダの自然・河川・都市・環境調査 団長:窪田陽一(埼玉大学教授)
1997年
東京港・ロサンゼルス港姉妹提携10周年記念事業「シンポ・ジャズフェスティバルの開催」東京都
1997年~2000年
「世界・国内の河川マップの研究」、「隅田川ガイドブック・マップの作成」企画・調査・研究・出版、委員会委員参加、国土交通省河川局、荒川下流河川事務所、リバーフロント整備センター、学芸出版
1998年~1999年
黒部川フィールドミュージアム計画事務局及び調査研究を実施 黒部川フィールドミュージアムガイドブックの出版 北陸建設弘済会 国土交通省黒部川河川事務所
1998年
利根川下流部環境調査&利根川下流船着場設計 国土交通省利根川下流事務所

「CGによる日本橋川植栽計画」 東京都土木技術研究所
1999年
阿武隈川サミット「川との付き合い方舟運
企画提案・開催協力・コーディネート 英国河川管理者D・ガウリング氏の召喚 国土交通省阿武隈川河川事務所

「多摩川フィールドミュージアム計画」調査・研究およびホームページへの公開
(英語バージョンにて作成)国土交通省京浜河川事務所
2000年
会の名前を「みず・まち・ねっと」と改名。
「英国河川環境・政策調査」団長高橋裕氏、全体コーディネート、調査実施、報告書編集

第2回流域交流国際サミットの開催
「日本の河川・運河と流域の再構築のヴィジョン」-川と街をつなぐ方法・パートナーシップでつなげよう-
英国河川管理者D・ガウリング氏の召喚、企画・全体コーディネートの実施 国土交通省京浜河川事務所
2001年
「パートナーシップによる河川管理の総合的研究」(財)河川環境管理財団(河川整備基金)

全国川サミット開催「揖保川」パネリスト&コーディネート当会 長屋静子氏 揖保川町、全国川サミット実行委員会
2002年
全国川サミット開催「江戸川」、全体コーディネート当会長屋氏 江戸川区、全国川サミット実行委員会

ガイドブック「江戸川を知る」調査・編集・作成 国土交通省江戸川河川事務所
2003年~2004年
子供の水辺体験学習/東京海洋大学/みず・まちネット-首都圏荒川水系にて実施
日本財団助成事業
2003年
総括講師「東京都特別区職員研修:都市河川と環境」 当会長屋静子氏 東京都特別区
2004年
荒川・隅田川サインシステム検討委員会メンバー(委員長篠原修氏):サインシステムの作成(当会 長屋静子氏)
国土交通省荒川河川事務所、(財)リバーフロント整備センター
2004年11月
第1回風景フォーラム開催 協力 仏風景作家Nルーカス氏、竹村公太郎氏、石井光秀氏(墨田区役所OB)
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2005年10月
第2回風景フォーラム開催 協力 島谷幸宏氏、高柳淳二氏(江戸川河川事務所長)
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2006年11月
第3回風景フォーラム開催 協力 庄司邦昭氏(現国土交通省海事局)、山田正氏
第3回風景フォーラムの概要(PDF)を見る
2006年~2007年
自然を基軸とした河川風景の構築」-江戸川を事例として- 調査研究 河川整備基金 (財)河川環境管理財団
2007年
会の名前を風景フォーラムと改名

Water:水 展覧会【21-21 東京ミッドタウン】竹村真一総合プロデュース協力
2007年~2010年
エコッツエリア・地球大学講師「世界の川を旅する」、「江戸川ネットワーク」出演 当会長屋静子氏 大手町・新丸ビル/竹村真一プロデュース
2007年~2009年
日本橋川水辺再計研究会」 当会長屋静子が委員参加 東京都河川局、中央区、日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会、名橋「日本橋」保存会
2008年3月
第4回風景フォーラム開催 協力 竹村公太郎氏、千葉光行(千葉県市川市長)
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2008年
岐阜県庁環境部講師 基調講演「水辺からのおくりもの」(当会 長屋静子氏) 岐阜県庁環境部環境フェスティバル
2008年~2009年
江戸川を軸とした川の駅資源調査&川と町に親しむ調査研究/研究報告書作成 社団法人関東建設弘済会
2009年1月
第5回風景フォーラム開催 協力 中島章雅氏(河川局河川環境課長)、湯沢威氏(学習院大学経済学部教授)、長島修一氏(東京都河川部計画課長)、吉田うづみ氏(中央区副区長)
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2009年11月
第6回風景フォーラム開催 協力 竹村公太郎氏、永森昭紀氏(名橋日本橋保存会)
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2009年
「江戸川におけるかわまちづくり」講師:当会長屋静子氏千葉県市川市市議会議員
2010年
会の名前を流域フォーラムと改名
2010年10月
第7回流域フォーラム開催 「わたしたちの流域と水循環」 協力 高橋裕氏、高島英二郎氏(江戸川河川事務所長)、土屋信行氏(江戸川区土木部長)
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2010年
船実験「徳川家康・塩の道(水上の道)ルネッサンス」内陸水運航路再生&防災船着場活用:日本橋-行徳で実施

水循環レポート27「日本橋から江戸川を船で旅する」発表 (財)雨水貯留浸透技術協会

「流域環境・景観保全と地域防災を推進する内陸水運の再構築」都市河川・江戸川水系を事例として 協力:庄司邦昭(東京海洋大学) 日本生命財団助成
2011年
流域フォーラム研究会の開催 パネリスト島谷幸宏氏(九州大学教授)長屋静子氏フロリダの自然環境調査、日本航海学会大会報告「江戸川水系境川の水上交通実験」(船着場からの町おこし・海外事例、河川防災と船着場等の研究等)

エコシップ研究の開催 パネリスト 開発チームリーダー東京海洋大学・海洋科学技術研究科長 賞雅寛而氏(たかまさともじ)

エコシップ研究会 世界初急速充電電池推進船「らいちょうⅠ」試乗会 東京海洋大学 越中島キャンパス・ポンド(港)にて、開発チームより、船の説明、出航~隅田川、晴海運河、ポンドに帰港
2012年
浅草寺:三社祭斎行700年記念事業
船渡御の現地取材

世界初急速充電電池推進船の市民・行政・開発者による試乗会の開催
越中島⇒隅田川⇒日本橋川/日本橋船着場で乗降⇒神田川⇒隅田川⇒晴海運河
参加者 開発チーム、当研究会メンバー、国土交通江戸川河川事務所、東京都
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新河岸川・川越舟運を船より視察

隅田川ルネサンスイベント「東京ホタル TOKYO HOTARU FESTIVAL 2012」に参加
陣内秀信氏(法政大学教授)総合コーディネーター
東京ホタル実行委員会、東京都、墨田区・台東区・東京商工会議所

イギリス、アイルランド、仏パリ 視察調査「河川・運河とドックランズの物流空間の保存と再生」、イギリス河川・運河計画専門家D・ガウリング氏とミーティング

「遠くの川・運河を訪ねる」名古屋市の堀川、中川運河、名古屋港の船による視察

隅田川沿い「街づくり研究会」参加
2014年
5月12日 第7回水上交通フォーラム 開催
12月7日 第8回水上交通フォーラム 開催
2015年
5月24日 第9回水上交通フォーラム 開催